国借金はどうなっているの!?



借金の再発防止策はある?

不具合対策の3つ目は「再発防止策」です。
やるべき事はいっぱいあります。
以下のように大きく2つにまとめておきます。


(一)根本は省の業務費用が赤字

どうして「国の借金」と言うのか、もう一度考えてみましょう。
根本原因は「各省の業務費用が長年にわたって赤字」ということです。

赤字解消のためにお金が必要で、そこで公債を発行してお金を入手し、財務省を通じて各省にお金を渡して赤字を補填してきたのです。
それも何十年もです。
だから本当はもともと「省の借金」なのです。
それを「国」に押し付けるなんて責任逃れもいいところです。
また、「各省の赤字」そのものも、その実態及び真相を別途究明する必要があります。

(二)問題は公債の大量発行

本当の問題は「公債の大量発行(=国の借金)」です。
現在はさらに省が「公債は借金である」ことを長年うやむやにしてきた結果でしょう。

ここで借金の常識を再度確認しておきます。
「自ら返済できる見通しを持って自らお金を借りる」のが「借金」ですよね。
借金には「担保」が必要ですよね。
実は前にも書いたように、各省ではこの借金の常識が通用しないのです。
国債に「担保」ってありますか?
  国債は国が発行しているから信頼性があると聞いてきましたが、担保はありませんし、負債は国家資産を上回っていますし、借金だらけ(これが民間ならとっくに破綻です)です。

以上からわかるように、「自ら返済を見通して借金」なんて間違い、いや、ウソです。

公債金を使っている各省自身が借金返済には知らん顔で使いたい放題、借金管理も財務省に任せっぱなし、その財務省も税収頼みの利払しか対応しない。
要は全省が借金(公債)を食い物にしているのです。
こんな状態だから国が国債だらけになったのです。